昔でいうところの「つなぎ」、いわゆるオーバーオール(サロペット)は大人女子こそ履きこなしたいお洒落アイテム。綺麗めカジュアル系にも大人可愛い系にもできるので意外と便利だったりします。
オーバーオールとサロペットの違いですが、オーバーオールは英語でoverallsと呼ばれ、サロペットは実はフランス語のsalopetteからきています。
厳密にはオーバーオールは胸当てから肩にかけてサスペンダーがついている作業着スタイルの事をいい、サロペットは背中の紐が交差されている服を意味しますが、あまり明確な境目はなく、海外ではoveralls(もしくはjumpsuite)が圧倒的に多く使われています。
オーバーオール(サロペット)の着方とポイント
オーバーオールは「生地(色)、中に着るインナー、靴の選び方」がお洒落に着こなすポイントになってきます。
大きめサイズか細身タイプなのか、デニムなら色は濃いのか薄いのか、デニム以外なら黒や白、または紺なのかで印象がガラッと変わります。
インナーもカジュアルTシャツからパリッとしたシャツ、ニットなど素材違いででイメージを変えられます。
合わせる靴もスニーカーやスリッポンなどのカジュアルフラットシューズに加え、大人っぽいヒールパンプスなど色々あります。
フルレングスなら裾はロールアップで足首を見せるのがお洒落。
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定番人気のデニムオーバーオール(サロペット)コーデ
インディゴブルーなど濃紺のデニムオー場オールはシックなコーディネートにおすすめです。色が濃く、シルエットも細身のタイプは子供っぽくなりにくいので大人の女性にぴったり。。
中に着るインナーはシンプルな白の半袖シャツにして、靴はバレエシューズなど綺麗なデザインのフラットシューズをセレクト。
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オーバーオールの中に合わせるTシャツの色を変えるだけで雰囲気もかなり違ってみえちゃいます。その日の気分や季節感に合わせてインナの色を変えるのもいいですね。
深みのある赤のTシャツもデニムのオーバーオールとよく似合っています。靴はロールアップした裾に重ねるくらいのショートブーツをセレクト。
オーバーオールとブーツを合わせるのがお洒落だったりします。photo:www.starstyle.ph/
インディゴブルーの細身のサロペットはシンプルな着こなしがお似合いです。太ももからふくらはぎに向かって細くなっているので脚のラインも綺麗に見せられます。
インナーは可愛いドット柄(水玉)のシャツ。靴はドイツメーカーのサンダル、ビルケンシュトックにして大人カジュアルな着こなしに。photo:weworewhat.com/
大人気のボーダートップスもデニムのサロペットと相性抜群。ベーシックなアイテムとサロペットの組み合わせはシンプルなコーディネートに仕上げやすいのが特徴。
大人っぽい着こなしにするなら、サロペットに合わせる靴は断然ヒールありの黒パンプスがおすすめです。
サロペットのインナーを長袖にすれば春夏から秋冬まで一年着こなしできます。
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ショート丈のデニムオーバーオールは春夏の強い味方。荒いケミカルウォッシュのデニムがいい雰囲気を出しています。インナーはシンプルなボーダーTシャツ。
靴はサロペットと馴染みのいい水色のスリッポンにして統一感を持たせています。
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デニムのオーバーオールの中にスウェットを着るのも凄くオシャレです。インナーに凄くカジュアルな物や少し厚手の物を着たい時はサロペットのサスペンダーを片方外して着るとオシャレに見えます。
サスペンダーを外してインナーを見せることでトップスに動きがでてきます。
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秋冬も大活躍するデニムのオーバーオールですが、インナーを秋冬に似合う色合いにするだけでぐっと季節感がでてきます。
例えばインナーをからし色(マスタードイエロー)の長袖トップスにするだけで寒い季節にも順応した着こなしができちゃいます。
靴はオックスフォードシューズ(オジ靴)にしてレトロ感を演出。レースアップシューズとオーバーオールって意外とよく似合います。photo:weworewhat.com/
ホワイト・白のオーバーオール(サロペット)コーディネート
白のオーバーオールはブルーデニムとは一味違ったモードな印象がとってもお洒落。
春夏はインナーにシンプルなグレーのTシャツを着てベーシックにまとめて。靴は白とは対照的な黒のヒールパンプスで格好良くコーディネート。Danielle Bernstein(ダニエル・バーンスタイン)はオーバーオールの着こなしが上手です。
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細身タイプの白のサロペットはインナーにベージュのニットを着てベーシックコーディネート。
靴はサロペットと同じ白色のぺたんこサンダルでカジュアルに仕上げています。インナーよりも濃いキャメルのミニショルダーバッグの合わせ方も素敵です。
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白はシックな印象がありますが、半ズボンタイプ(ショート丈)のサロペットはどこかカジュアルで可愛らしいイメージに仕上げることも可能。
ボーダーTシャツを合わせてマリンルックにすると凄く素敵になります。
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柄物・カーキ色・赤のサロペットコーデ
花柄のサロペットも凄く可愛いアイテムですが、おばさんくさい感じにならないようにするのを忘れずに。靴や帽子など黒で引き締めると花柄ともうまくバランスが取れます。
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マニッシュなカーキ色のサロペットは可愛らしいアイテムと合わせてバランスを取るとよさそう。例えばインナーはシンプルなTシャツにして、靴はアンクルストラップのサンダルでフェミニンに。
カーキ色に赤のショルダーバッグが映えて素敵です。photo:www.songofstyle.com/
ワインレッドのサロペットもとってもオシャレ!アンクル丈に合わせる靴はレザーのローファーでマニッシュにコーデ。
インナーは白のシフォンブラウスで柔らか味を出すと、赤のぴりっとした中に優しさもプラスできるようです。photo:weworewhat.com/
ブラック・黒のサロペット(オーバーオール)コーデ
黒のサロペットは誰でも着こなしやすいアイテム。デニムよりもさらっと着こなせるのが人気の秘密。
インナーは無地のゆるっとしたTシャツ、靴はナイキのスニーカーでスポーティーに。
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オリビア・パレルモは黒のオールインワンに同じ黒のシースルートップスを合わせてブラックコーディネート。
春夏は黒だと重たくなりがちですが、トップスを透け感のあるものにするだけで涼しげになりますね。フェミニンなオペラシューズが可愛い。
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ショート丈の黒のサロペットは腰周りから裾にかけてゆったりとしたサイズ感で可愛らしくコーディネート。靴はショートブーツにして脚を綺麗に見せています。
インナーはデコルテがよく見えるグレートップスでシックに着こなし。
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ショート丈のサロペットにタイツを合わせる着こなし方も素敵です。多少重たいイメージになるので、こういった着方は秋冬など寒い季節におすすめです。
ローファーを履くとレトロガーリーな雰囲気で可愛い。photo:weworewhat.com/
黒のシンプルなデザインのサロペットも大人っぽくできるアイテムです。余計なポケットや細工がないのでクラシックでレディライクに仕上げられます。
ボーターカットソーと黒のレースアップシューズの合わせ方も参考になりますね。
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最後はこちらの大人可愛いスタイリングをご紹介。紺に近い黒のオールインワンに、インナーは7分丈のシフォンブラウスをセレクト。
シンプルながらもガーリー&フェミニンでとってもオシャレ。靴はカジュアルさとは逆にヒールパンプスにして大人っぽさもプラス。
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オーバーオール(サロペット)は幼い印象にさせず大人っぽく仕上げるのがポイント。色々なスタイルをお手本にしたいですね。